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Project
筏
-古代舟復元プロジェクト
-歴史研究推進プロジェクト
-伝統文化保護プロジェクト
-国際文化交流プロジェクト
-手工芸推進プロジェクト
-体験教育プロジェクト
-環境保護プロジェクト
 
-古代舟復元プロジェクト
 ”6000年前、古代人は筏で海を渡り南米まで航海をしていた!?

日本ではあまり知られていないこの学説ですが、私たちはこれを実証し、古代日本人の残したとされる
幻のルーツを探るためエクアドルと日本の関係史を研究しています。
現在はエクアドル政府の協力のもとに歴史の調査を海洋歴史研究所の協力のもと、古代人が使った
とされる筏を再現し、第一段階として耐久性、操縦性を確認するためのエクアドル第一の都市グアヤキル
湾内における試験航海、第二段階としてエクアドル-メキシコ間の往復5ヶ月程度の実証航海、最終目標
としてエクアドルから北上後、太平洋を横断する日本までの大航海を計画しています。


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概要
 
-歴史研究推進プロジェクト

南米への歴史、民俗研究などを踏まえて今後の方向性を議論すること、また、最新の研究成果の発表の場
を設けて知識を共有すること、というふたつの趣旨があります。総括セッションを行う事で新たな視点や論点
が浮かびあがり、海洋渡来説発表した研究者を先導にして、歴史・文学・人類学・民俗学等、多分野にまたがる
諸理論や概念を研究の細分化が進む今こそ総合的に問い直すという課題も見えてきたと思います。
個別の実証研究を超えた視野の建設的な翻訳作業、そして、歴史研究の知の共有の場を設け活動を促進します。

 
-伝統文化保護プロジェクト

すぐれた歴史や芸術、民族学、社会学、人類学、言語学及び文学などは、類まれなる価値を有する民衆の
伝統的な文化の表現であるということの観点に沿って保護を行います。
-エクアドルの海岸地方、グワヤキル湾の中にあるプヤラスという町では古代から伝わるいかだの伝統が、
親から子へと受け継いがれてきています。
その地域では南米最古の土器文化を持ち、その頃から筏に乗り魚介類の捕獲を行っていました。
その中でもスポンディルス貝は約5000年前からシャーマンによる豊穣の儀式や雨乞いの儀式で使われて
いたことが分かっています。  近年の森林伐採が進みいかだ用の丸太の確保が困難になっています。
その上、まき網船による乱獲のため漁獲量が減少しいかだでの漁に出る機会も減り、昔からの伝統が
失われてきています。彼らと共に筏の歴史を学び広め、筏の伝統文化の保存・継承を図ります。

 
-国際文化交流プロジェクト
 

日本と太平洋を挟んで反対側の国エクアドルに住む多様な民族と文化の背景を持つ青年たちの自活と
地域社会の持続可能な発展を現地事情に即した方法で支援活動を促進します。
エクアドルでの活動にあたり我々自身も、日本人と日本文化のルーツについて驚くような発見があり、
日本と海外での生活習慣や価値感の違いに気付きました。
未来を担う異国の地の青年たちの間で手紙の交換や音楽、芸術などを通して文化交流を推進します。

 
-手工芸推進プロジェクト
 

山岳地方では織物文化が発展しており、海岸地方では貝や木材を加工した手工芸品があります。
なかでもスポンディルス貝を加工した物は古くからアンデス地方やアマゾン地方で珍重されていました。
驚くことに最近、古くから使われている織物の模様の中に赤道付近にある寺院の位置と太陽の傾斜角を
示す絵図が織り込まれていると考古学見地から発見されました。
古代から変わらぬやり方で糸の紡ぎ、織り続けている伝統的な手工芸品があります。そのような重要な織物
や手工芸の文化活動を推進します。

途上国の底辺で働く人達が貧困から抜け出せるように、彼等から直接、より正当な値段で継続的に手工芸品
の販売の流通を促進します。かつ、多くの人達へふれあいの場である工芸教室を設置し体験してもらい、
伝統文化への理解を広め継承を図ります。

*フェアトレード (公平貿易) は国際貿易における先進国と発展途上国の公平さを求める。発展途上国の立場の弱い生産者と労働者により良い取引状況を提供して、彼らの権利を強化することで、持続可能な開発が実現出来るように貢献する。フェアトレード (公平貿易) の機構は、従来の国際貿易の規則と実態を変化させるために働きかける。

 
体験教育プロジェクト
 

伝統、文化や古代環境の残っている自然地域と現代人の共生を目的とし、いかだによる伝統漁体験プロジェクトや、
無農薬栽培を行いっている地域での農業、植林体験や無農薬栽培推進事業、その他に古代舟を通して歴史を学び
多くの若者に自立心を培え、さまざまな体験学習を通して相互依存関係を学びます。

 
環境保護プロジェクト
 

エクアドルでは環境省の条例のもと、植林地化されつつあります。しかし不法な伐採、政府の取り締まり能力が
限られていること、当局の腐敗、そして土地保有政策の不足などにより既に多くの森林が消滅しています。
森林と人間との相互依存関係を理解し、森林資源の保護と保全の重要さを訴え、植林事業を推進します。

 
 
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